大動脈疾患(大動脈解離、大動脈瘤及び大動脈基部の疾患を含む)及び血管疾患(末梢動脈、末梢静脈及び下肢静脈瘤)は、患者の高齢化と高血圧、糖尿病、動脈硬化症の有病率が増加している現代社会において最も速いペースで増えている疾患の一つです。
大動脈・血管疾患の場合、過去には手術でしか治療ができませんでしたが、現在は3D-CT検査の導入やハイブリッド手術室などの発展により映像医学科又は内科でのインターベンションを用いたステントグラフト内挿術による治療が多くなっています。